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執筆者の写真Keita Okuhira

沖縄チャリ旅6日目

昨晩は瀬底島という小さな島で野宿。 とにかく寝不足なのです。


テントの中で日記を書きながら サラミを食べていると…

「バサッ!!!!!」


何者かがテントにぶつかってくるではないか!

僕は怖すぎて、寝袋にくるまって丸くなっていると

何者かがテントに顔にくっつけています。


「フンフンフン!!」 強烈な鼻息、興奮している!!


おっさん! ここは美女が眠っているテントではない!! 残念だったな!


急に恐怖が、怒りへと変わった僕は 勢いよくテントを飛び出して

「ドーン!!」と叫びました。


今思えば、 なぜドーンと叫んだのかは覚えていませんが、

僕の「ドーン」のあまりの破壊力に

何者かは一目散に茂みの中に逃げていきました。

小さな野良犬でした。



2015/3/17

距離:88.2km

瀬底島→名護→那覇

 

絶景!万座毛!



憂鬱な朝を飛び出して 勢いよく走り出したチャリバカ。

沖縄に来て一番の快晴!!

気がつけばもう沖縄の旅も6日目です。

コンビニのトイレの鏡に映った自分の顔は 珈琲豆のように真っ黒でした。


そして、 昼まで自転車を漕いで辿り着いた、 万座毛(まんざもう)


どこまでも透き通る綺麗な海

荒々しい断崖絶壁

自然が作った芸術に心をあらわれました。

沖縄おすすめ絶景スポットのひとつです!

そして、謝らなければならないことがあります。

先日の「8000万ハムニダ事件」が起きたのは 確か、辺戸岬ではなく、ここ、 万座毛でした。

大変失礼致しました。 (えっ、そんなことはどうでもいいって?)

それはさておき、 万座毛には絶景だけではなく、 たくさんのお土産屋さんが軒を連ねていました。


他では見られない おかしなTシャツや、 手作り感あふれるお土産も多くありました。

ネタになりそうなお土産を選ぶならば 万座毛がピッタリです!

 

赤信号



南国を感じさせる街路樹。 背中を押すあたたかな風。 天気も良くて、気持ちがいいですね。

今日はずっとこのような道が続きました。

そんな旅路でしたが、 今日はよく信号に引っ掛かりました。


とにかく重たい荷物。 スピードにのった勢いを殺して止まると、

再び走り出すのはひと苦労…


なのでいつもは黄色でも多少無理をして、 飛び込んで行きます。

けれども、ここのところ、 本当に素敵な出会いとたくさんの偶然に、 めぐりあうのです。


信号に止められたほんの少しの時間が、 素敵な出会いをつくってくれている、 そんな気もしてきます。


無理はせず、 風に身を任せて…

それがよき旅人のさすらい方なのかな と考えたりします。



 

基地



以前も話したように、 すぐそこに米軍基地があります。


上のトゲトゲ!あそこに、 高圧電気が流れているらしいのです。

フェンスがあれば登ってみたくなるでしょう。


僕ですら「登ってみようかなー!」と かなり悩んだくらいなので、子どもたちならばまず登りますね。

大人はそんな子どもたちに、 どんな教えをするのでしょう。


学校での教育も含めて、 かなり気になるところです。


というか、日本の中でも 沖縄県の教育はとっても気になっているので 勉強したいですね。

 

温泉バトル



沖縄の方はあまり温泉に入らないみたいですね。 ゆえに僕がぐるりと走ってきた道のりでも 温泉は一つもありませんでした。

(道行くオジ―の情報だから 若い人はどうなのかわかりませんが…

「浴槽に入りたい!」

切実な思いをこの6日間抱き続けてきました。

Googleもビックリするほど 「沖縄 温泉」と検索しました。


そんな僕ですから、 温泉を見つけたとき、 一瞬で施設に駆け込みました。

久しぶりにつかる湯は格別でした。

まして、疲れた体。 温泉が染み渡り、 幸福で満たされました。


幸せゲージが満タンになり、 冷静さを取り戻すと、 温泉の中の様子がおかしいことに気がつきました。


その1:  注意書きだらけ


・浴槽にもぐらないでください。 ・水風呂から温泉へまたいで移動しないでください。 ・「源泉かけ流し」というワードの説明 ・救急車で運ばれるなど、他人に迷惑をかける行為はやめましょう。

まだまだありました。

そして、もぐっている人がたくさんいました。 「ダメ!って書いてあるじゃん」と思いながらも、

もしかして沖縄の男たちは水を見ると、 もぐらずにはいられない人種なのではないか?

そんなことに気づき、 僕ももぐろうが悩んでいました。


その2: 気持ち良さそうじゃない


前述の通り、 沖縄の方は浴槽に入ることはあまりないのです。

そのため、真剣な顔をして浴槽の中に入り、 耐久バトルみたいな感じになっているのです。

円形の浴槽の中、全員が向き合います。

上がろうとする自分の体を、 浴槽の縁にしがみついて抑えつけている人もいました。

最後に残るのは誰だ?

俺だ!!!! と言わんばかりの雰囲気です。


しかし、 みなさん3分ほどで上がってしまいます。

僕は久しぶりの浴槽に感動し、 15分ほどつかっていたので、 圧勝でした。


温泉バトルに勝利した後の つめたーい牛乳は最高でした。

 

秘密の場所「国際通り」


最近ではロバート秋山さんが 「秘密の場所、国際通り!」 と歌ったことで、

国際通りは秘密の場所では、 なくなってしまいました。



札幌の狸小路にとても雰囲気が似ています。 どこを歩いていても賑やかさの中に必ず 三線の音が聞こえてきます。

都会の風景の中に も沖縄らしさを感じることができました。

 

三線が欲しい


楽器屋さんに入るとまずは 三線!


安いものは6000円ほどで、 自転車の旅の不安がなけれな 絶対買っていただろうなと思います。



路上に座り込み、 「30分2000円で三線教えます!」

といったパフォーマンスもあり、 アーケード街の中には 心地よい三線の音が鳴り響いていました。

 

ゲストハウス



今日の宿はリトルアジアさん。 僕は初めてのゲストハウス宿泊。

まずは1泊1200円の安さに驚愕!!




トイレ、シャワー、洗濯機もバッチリ。 国際通り、那覇を拠点に観光するならば オススメの宿です。


たくさんの人が泊まっているので、 旅の話がいっぱいできるかなと思っていましたが、 みなさんカーテンを閉めて隠れています。

(ぼくが臭かったのか) (荷物が多すぎてドン引きしたのか)


若い女性の方もたくさんいますね。 しかし、その扉は固く閉ざされています。

テラスハウスのような素敵な出会い、 夢の夢でした…

 


沖縄の一周の旅もついに明日でゴールです。

成し遂げることができる喜びと、 寂しい気持ちが入り混じっています。


このなんとも言えない切なさも 旅の醍醐味だなあ…

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