初めてピースボート地球一周の船旅に参加して見つけた
“地球一周の船旅の素敵なところ18選”を綴ってみます。
“ねえ!!あなた!!
船、船、言ってるけど、
どういうこと?
地球一周の船って何?
そもそも、
60日も船の上にいて
何をしているの?
あなた、
本当に私のこと愛しているの?”
お待たせいたしました。
今日はそんな疑問をスッキリさせる
日記を書きたいと思います。
さて、
僕の世界一周の日記も
地球半周までやってきました。
アイスランドを後にし
ニューヨークへ向かって航行中です。
まだかよ!笑
いつ日本に帰って来るんだよ!
とツッコミを入れる声が聞こえてきます。
すみません。
僕は日記を書くのが本当に好きで
幸せで、楽しくて…
好き過ぎるあまりに、
ひとつの投稿にこだわってしまいます。
完全なる自己満足ですが、
もしも、
どこかの誰かに、
僕の言葉の切れ端が届いて、
その人の心が
ほんの少しだけでも、
ワクワクしたり、
勇気が湧いたり、
こいつバカだろ!って楽しくなったり、
そんなきっかけになれたら、
僕は心の底から、”幸せ”だって思います。
そんなことを考えながら、
今日は、
「地球一周*船の中の暮らし編*」
〜えっ!?これが地球一周の船か!〜
を超主観的な切り口でお送り致します。
ごゆっくりお楽しみください。
PEACE BOATって何?
ピースボート。
最近では、テレビで取り上げられるなど、
知名度がグンとあがり、
北海道の田舎にいても、
「ねぇ、ピースボートってどんな感じ?」
と聞かれることがあります。
一言で言うならば…
”1000人の熱き旅人が集う伝説の船”
↑詳しくはこちらのサイトを参照
(僕が熱く語るよりも
4倍くらい分かりやすいです!)
とにかく、
皆さんが思っているよりも
やさしい船という印象です。
実は旅人の多くが年配の方だったり、
「子どもの家」という教室に通う
20人ほどの子どもたちが走り回っていたり、
水平線をバックにグラスを傾けながら、
若者とおじいちゃんが平和について
ゆるく議論をしていたり…
どこまでも伸びる青い空、
太陽にきらめく眩しい海、
旅人たちの笑い声、
そこは船というよりも、
小さな村のような、
あたたかい場所でした。
地球の大きさが実感できる
自転車が進むような速度で
ゆっくり、ゆっくり大海原を旅します。
ワンピースが大好きな僕。
初めて船に乗り、デッキに駆けあがって
遥か彼方にのびる水平線を眺めたとき、
”この海で一番自由な奴が海賊王だ!”
そう叫ぶ、ルフィの気持ちが
分かったような気がしました。
このスピードで
100日間航海を続けたら
ぐるりと地球を一周するのか…
想像もできなかった
地球のサイズ感をダイレクトに五感で味わい、
イメージすることができたのも、
この船に乗ったからでしょう。
1000通りの船旅が楽しめる
僕の一番好きな場所…
海の風に吹かれながら、 寝転がって空を見上げると
どんな悩み事も小さく思えました。
誰もいない時間を狙い
ギターを弾いて歌ったり、ジャグジーに浸かりながら 旅の仲間と語ったり、 音楽好きが気づいたら集まっていて、 “屋上デッキセッション”が始まったり、
ひとりでしっぽりビールを飲みながら
海に沈む夕日を眺めたり…
過ごし方は自由。
1000人の旅人がいますが、 そこには、
1000通りの船旅がありました。
船の上の生活が超充実!
実は世界の国々を旅するよりも、
海の上で過ごす時間の方が長いのが、
ピースボートの旅。
「えーっ、なんか退屈そう…」
と思ったそこのあなた、
見てください。
ギッシリ詰まったこの予定!
船内のあちらこちらで、
イベント、イベント!
英語教室や著名人の講演、
ダンス教室やピアノ演奏、
そして、
自分でスケジュールの枠をGETし、
オリジナルの企画を立ち上げることもできます。
“おっ!
今日の20時からあいつ、
トークライブやるのか!!楽しみだぜ!”
という感じで、船の上の暮らしが
とっても充実していて楽しいのです。
贅沢な食事
ポスターを貼り、
0円で船に乗っている僕にも、
美味しいご飯が待っていました。
モーニング 2ヶ所
ランチ 3ヶ所
ディナー 2ヶ所
が用意されているので、
本気を出せば、
8食も食べることができます。
”デッキのレストランで焼肉丼を食べ、
4階の大きなレストランで
ローストビーフを肴にワインを飲もう!”
そんな贅沢もできます。
考えるだけでワクワクしてきませんか?
洋上BARでオシャレにグラスを傾けられる
ご飯の後はBARに行って
音楽を聴きながら旅の話をしたり…
食事にお金はかからないので
(お酒は有料)
貧乏学生の僕でも、
旅を続けることができました。
船の上の食も
とにかく楽しい毎日でした。
海の上の運動会が超絶楽しい
“1000人が起こす奇跡を見てみたい”
僕がこの船に乗ることを決めた理由です。
写真は洋上大運動会。
赤、白、黄、青に分かれて、
全員で楽しい時を過ごします。
この日だけは、
おじいちゃん、おばあちゃん、
若者も子どもだって、
関係ありません!
リレー、綱引き、クイズ大会!
ダンスバトル!
“おじいちゃん!!走って!!!”
もう船の上は大盛り上がり…
どんなに騒いだって大丈夫、
まわりはぜんぶ海だから。
1000人の旅人が集まったら、
こんなことになるのか!!!
たくさん悩みましたが、
この旅を選んで本当によかったな、
そう思える瞬間でした。
新しい“好き”と出会える
僕は白団になり、
団旗長として旗づくりを
やらせてもらいました。
仲間とデザインを擦り合わせたり、
イメージの原画を描きまくったり、
(1日中スケッチブックをにらみ続け、
見事に船酔になる)
通りかかったおじちゃんが
“よー、若えの!いい虎だぜ!”
と声をかけてくれたり…
”あれっ、僕、絵を描くの好きかも…”
と気づいたのは、海の上でした。
そして、ついに!!
“吠える白虎”
完成!!!!
描きたいものを
思いっきり描く気持ちよさ、
感情を揺らしながら
表現しているときの幸福感、
やっぱり僕はものづくりが好き。
死ぬまで表現しながら、
生きていきたいな。
そんな感情が、
パッと心を突き刺した瞬間でした。
写真左は団長のみねあき君!
右は応援団長のてぃー君です!
応援ダンスバトルが熱い
踊りはあまり得意ではありませんが、
みんなで体を動かすとやっぱり楽しい!
少しずつ旅の仲間が増え、
ひとり旅じゃない旅だってこんなに素敵なんだと、
ピースボートの旅が僕に教えてくれました。
洋上でスポーツを満喫できる
日本の夏しか知らなかった僕は
あまりの暑さにビックリ!
朝起きた瞬間、
速攻着替えてプールにダイブ!!
船にはトレーニングルームや
プール、バスケットゴールがあり、
スポーツだって楽しめます。
見たことのない“うみのいろ”と出会える
海の色って
こんなに色々あるんだ…
世界中の海を航海して気づきました。
言葉にできない
たくさんの「青」と出会いました。
朝日が昇る海、
夕日が沈む海、
静かな海、
力強い海、
海を見ていると
どうしてこんなに
気持ちがいいのだろう…
海には人を幸せにする
不思議な力がある気がします。
見たことのない
“うみのいろ”と
出会ってみませんか?
船内テレビ番組に出演できる
船の上のテレビ番組にも
出させてもらえました。
笑いのセンス抜群の旅人たちとの
掛け合いはちょっと緊張したけれど、
芸能人気分を味わえました。笑
↑テレビ制作チーム↑
コミュ症の僕…
仲間に入れてもらえて
実は本当に嬉しかったです。
日本でもまた集まって
何かできたらいいなあ。
↑IPPONグランプリまで!?↑
みんなセンスありすぎです…
観客席の僕は本当に腹筋が壊れるくらい、
笑わせてもらいました。
洋上新喜劇で笑いのセンスを磨ける
笑いのセンスに欠ける僕ですが、
新喜劇のメンバーにも誘って貰えました。
ボケとツッコミの嵐!
観客の歓声!
そして、
最後のオチはなんだかあたたかい。
新喜劇、いいなあ。
それにしても、
旅人が面白い人ばかりなのは
どうしてでしょう…
↑セリフが少ない役↑
数少ない、
面白くない旅人代表の僕、
”へいっ!”
”わかりやした!”
の二言が僕のセリフで、
本当に助かりました。
海の上のトークライブで学べる
さて、
もう船に乗りたくて仕方がないのでは?
まだまだいきますよ!
船の上には
“水先案内人”として
20名ほどの様々な著名人が乗船します。
楽しいだけではなく、
感動したり、本気で学べたり、
学ぶ
↓
考える
↓
実践する
このサイクルが高速回転している
船の上の生活は、最高の学びの場でした。
本気で勉強したいです!という人や
企業の研修なんかにも、
ピッタリの環境だと思います。
この講演は、
大ファンだった四角大輔さんと
太陽みたいに素敵な山川咲さんの夢のコラボ。
二人はもちろんですが、
力強く生きている、たくさんの人の人生を
目の当たりにできたことが、とってもとっても大切な経験になっています。
悩んだとき、
立ち止まったとき、
苦しいとき、
船の上で耳にした
たくさんの“言葉”が
僕に勇気をくれています。
素敵な人と出会える
“この人好き!大ファンです!”
みたいにあまりならない僕ですが、
船に乗る前から 四角大輔さんの生き方に、
心臓を揺さぶられ、会うのが楽しみでした。
緊張しすぎて、
あまり話せませんでしたが、
本当に素敵な人でした。
「誰もがアーティストなんだよ」
という言葉通りに、
クリエイティブにアクションを
起こし続ける四角大輔さん。
上手く言葉にできませんが、
自分を大切に、
地球を大切に、
僕は僕らしく動き続けようと決心できました。
旅の仲間ができる
おかしな言葉に、
聞こえてしまうかもしれません。
“みんな人間なんだよな”
と思ったわけです。
ひとり一人が、
人生の主人公として生きています。
それぞれに悩みや挫折があります。
決意や覚悟だってあります。
強いところも弱いところもあります。
涙を流したり、笑ったりします。
“みんな”という言葉で
くくってしまいたくないほどに、
それぞれが
たった一人の人間として生きています。
僕はその命が美しいなと思うのです。
違う顔をして
違う声をもって
違う心を抱えて…
生きているのです。
きっと世界中の70億人だって
ひとり一人、美しいです。
忙しい毎日の中で
人は心を亡くしてしまいがちですが、
まずは目の前に脈打つ
ひとつの命に心の底から、
“美しい”と感動できたなら、
この世界のどんなに複雑な問題だって
絶対に解決できると僕は信じています。
洋上BBQで乾杯できる!
洋上BBQが開催され、
優雅に海の上で美味しい肉を食べながら
素敵な仲間と乾杯できます!
いつの日か国境も
あらゆる差別もなくなって
70億人で乾杯できたなら…
それはどんなに、
美味しいお酒なんだろう…
海の上で音楽が楽しめる
いくつかライブも経験できました。
人前でギターを弾くなんて
僕にはできない…
しかし、
世界一周の旅路まできて、
何をビビってんだ!
やっちまえ!
と勇気を振りしぼってみると、
僕は驚愕したのでした。
“音楽ってこんなに楽しいのか…”
Bob Marleyバンドでのレゲエライブ、
星空の下のアコースティックライブ、
旅人がつくるロックフェス、
どれも死ぬほど楽しかったです。
“音楽は世界を変える”
よく言うけれど、
はい。本当に変えると思います!!
様々なプログラムで勉強できる
船の上の教員養成プログラム
に参加していました。
(他にも、地球大学、GET英語プログラムなどなど多彩)
僕が乗る船にこの 「Global Teachers College」
立ち上がると聞き、
正直、鳥肌が立ちました。
(ああ、僕を呼んでいるなと。笑)
“教育”
“人”
を軸に世界一周の旅をしました。
このメンバーが作る雰囲気がとっても好きでした。
議論する場の“空気感”からみんなで
丁寧に作っていく感じ。
活発であたたか、
鋭いのに、柔らかい…
そんな議論の場は初めてで、
意見を聞くこと、伝えること、
どちらも嬉しく感じるのです。
あの教室の議論を、世界を歩いて実践し、
形にしながら旅をするのが、
今の僕のひとつの夢です。
おわりに
さて、
「地球一周*船の中の暮らし編*」
〜えっ!?これが地球一周の船か!〜
はいかがでしたか…
例のごとく、
拙い文章を長く書き連ねるという
大罪を犯していますが、どうかお許しを。
ピースボートの回し者では
ございません!笑
すべて正直な気持ちです。
そして、
地球一周の船旅のことなら
嘘をつかずに答えます!
気になることがあれば
何でも気軽に聞いてください。
それでは、
また旅路で会いましょう。
ご愛読ありがとうございました。
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